2006年03月12日

グレートピレニーズの悲哀

先ほど、ピレのメイをシャンプーした。

昨年より、鼻が色抜けするようになったため、彼女のフードは、そろそろ老犬用に変えるべきかもなと考え始めていた。

そして此処のところの気候の行きつ戻りつの状態に、なんとなく体のこわばりが感じられそうな動きをしているメイを見ると、昨年亡くなったアスタが最初に見せた「老い」を感じさせられる。

動きはまだまだシャープで、軽快なジャンプまでして見せてくれる彼女も、さすがに息が上がるのだけは随分と早くなっている。

ピレとしては小ぶりな子ではあっても、そこはやっぱりピレだから、年齢が九歳とも成れば、もともと内臓に疾患を持っている子というハンデを考えても、覚悟はいつでも必要になっている。

シャンプーをしながら、これで、すっきりと綺麗になると、またいろんな人から「触っていいですか?」攻撃を受けるのだろうなぁと、連れて歩くたびに他人に触られるピレのメイが哀れになる。

他人が触ることの脅威というものを考えて欲しいね。

シェパードやドーべなんかだったら、避けて通るくせに、ドーべよりも危険を含んでいるピレなのに、白くてフワフワしているというだけで、安全で優しい犬と思い込む。

連れているこちらは、いつ何時豹変するかわからないから、やたらと近づいて欲しくなど無いというのにさ。

メイの場合、人間に対しては心配は無いだろうけど、我侭犬に対しては危険だからね。
目の前にいきなり「お友達にしたい」なんてぇ考えで我侭犬を突き出してこられるとドキッとしちゃうよ。

ピレって『蚤の心臓、ガラスの足』って言われているくらい、気が小さくて神経質なんだから、相手がどんなに小さくたって、我侭だったら恐くて仕方が無いって言う、情けないやつなんだ。

大きくて、ヘボッという顔をしているから、おっとりなんて誤解されちゃうけど、ピレほど神経質でキレ易く、興奮症の犬種は珍しい。

シャンプーしながら、フランス系のスマート顔のメイを見て、お前は美人だなぁ。お前のようなピレは、もう生まれないんだってよ。フランス系ピレの繁殖の第一人者がもう亡くなってしまったからね。お前みたいに美人さんなら考えてもいいけれど、もうお前のような美人のピレには出会えないと思うと、ピレの大変さばかりがあるのでは、楽しくないしね。
第一北海道でもなければ、関東あたりで暮らすのでは君らは夏可哀想だし、何より、人間がやたらと触りたがるから、繊細な君達を触り魔たちの魔の手から守るのは、正直うんざりしているんだな。

だから、きっと、君が年をとってなくなってしまったら、私はもう二度とピレを飼おうとはしないと思う。

だからね、メイちゃん、もっとずっと長生きするんだよって彼女を洗いながら思った。

乾き始めたメイの体を触ると、これまで以上に柔らかくてフカフカと成っているメイに、私だってやたらと触るのは控えているのに、何にも世話をしもしない他人が、なんで美味しいとこどりしようとかできるとか思うのか、全くわからないよなって思った。

この洗い上がりのフワフワチャンは、飼い主だけが味わえる醍醐味だよねって言いながら、メイチンを撫で撫でサワサワしちゃったもんね。
posted by Primrose at 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペット
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