2006年03月03日

不思議に思うことがある

ときどき不思議に思うことがある。

ジーンと言う子には、普段殆ど教育らしい教育など行っていないというのに、
非常に気持ちの良い反応を返されて、ハッと気づかされることがある。

彼女は、地面に降ろされただけで、ガタガタと震えて、まるで狂犬病かと疑われそうなくらいに、壁のような勢いで恐怖によってヨダレが連なって垂れ下がるほどのシャイな子だったため、里子に出すことは最初から考えずに、我が家で生まれ育ってきた、リズの姉妹である。

そんなだったから、もとより訓練だの教育だのと言うことは頭になく、ただただ平和に穏やかに暮らせていれば良いという感じで関わってきた犬だった。

期待していなかっただけに、あまり変にいじくることもなく、自然に関わっていただけだった。

しかし、そういう子であっても、三歳ほどにも成れば、オバタリが入ってきて、ある程度のことは外界の刺激に対しても耐えられるようになる。

そうなってからの彼女は、それまで拒絶していた外界と言うものを、一気に理解し始め、非常に穏やかで良い犬となった。

実際のところ、最初の三年ほどの間は、精神的にいつでも異常なまでの緊張があったから、その間だけで、彼女は肉体的に随分と負担があったらしく、7歳と8ヶ月の現時点で、昨年15歳と8ヶ月で他界した彼女の父犬よりも、口の周りの白髪が激しい。

そういう点、シャイな子というのは哀れだなと感じるが、今になってジーンと言う子は、開花したと言っても過言ではない、気持ちよくフィットする犬に成った。

一生懸命期待して関わっていた犬と、殆ど訓練らしいことは何もせずに年を重ねてきた犬とが、殆ど差が無いとか、下手をするとジーンが返してくる反応の方がキラリとしたものを感じさせることがあったりして、
これまでの自分が、一体何をしてきたのかがわからなくなってくる。

訓練せずともフィット感が得られる子になるのなら、全然その方が楽ではないのか?

訓練する意義と言うものが、根底から崩れていく、今日のジーンの反応だった。

posted by Primrose at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペット
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